2008年3月1日(土)「しんぶん赤旗」

キューバのラウル・カストロ新国家評議会議長に志位委員長が祝辞


 日本共産党の志位和夫委員長は二十九日、キューバの人民権力全国会議(国会)で国家評議会と閣僚評議会の議長に新しく選出されたラウル・カストロ・ルス氏にたいし、次の祝辞を送りました。

 キューバ国家評議会ラウル・カストロ・ルス議長

 あなたが国家評議会議長・閣僚評議会議長に選出されたことに心からの祝意を送ります。

 一九五九年に独裁政権を打倒し、米国の不法な干渉と侵略の政策に抗しさまざまな困難を克服しつつ、医療・教育をはじめ、国民生活の向上や経済社会発展を進めてきたキューバの革命の事業は、世界の平和と進歩に貢献し、自主的な国づくりをめざすラテンアメリカと世界の諸国民を励ましてきました。あなたの率いる新しい政府が、これまでの革命の成果をさらに豊かに発展させるうえで大きな成功を収めることを強く願っています。

 日本共産党とキューバ共産党の長期にわたる緊密な関係がさらに発展し、両国人民の友好関係に貢献することを期待します。


緒方副委員長がキューバ大使と懇談

 日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際局長は二十九日、在日キューバ大使館を訪れ、志位和夫委員長から同国のラウル・カストロ国家評議会議長にあてた就任にあたっての祝辞をホセ・フェルナンデス・デ・コシーオ大使に手渡し、懇談しました。

 コシーオ大使は、「非常に熱のこもった美しいメッセージに感謝する」と語り、ただちに本国に送付することを約束しました。

 また、ラウル・カストロ議長が国会で行った演説の内容、新しい政府が取り組もうとしている諸課題、新しく選出された国家評議会の構成の特徴などについて詳しく説明しました。

 緒方氏は、大使の説明に感謝をのべ、両者は、日本共産党とキューバ共産党およびキューバ政府とのさらなる関係発展などについて話し合いました。

 懇談には、日本共産党から神田米造国際局次長、大使館側からアンドレス・ゴンサレス参事官らが同席しました。