2008年2月29日(金)「しんぶん赤旗」

離任のパキスタン大使と志位委員長が懇談


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(写真)離任のカムラン・ニアズ駐日大使(右)とあいさつを交わす志位和夫委員長=28日、パキスタン大使館

 日本共産党の志位和夫委員長は二十八日、パキスタン大使館を訪ね、離任するカムラン・ニアズ駐日大使と懇談しました。

 志位委員長は、ニアズ大使の日本での五年間の活動をねぎらい、パキスタンと日本共産党との関係と交流の発展にたいする同大使の助力に心からの感謝を表明しました。ニアズ大使は、「志位委員長に初めてお会いしたのは、私がまだパキスタンの外務省にいたときでした」と二〇〇二年十二月の志位氏の最初のパキスタン訪問を思い起こし、日本共産党との意見交換はいつも興味深いものだったと語りました。

 志位氏は、十八日投票がおこなわれたパキスタンの総選挙について、「基本的に公正で自由におこなわれ、すべての主要政党がその結果を受け入れたことは、パキスタンの民主主義にとって重要な前進だと思います」とのべ、「パキスタンの進路を決めるのはパキスタン国民です」と表明しました。ニアズ大使は「その通りです」と応え、国の内外に多くの問題があるが、国民は三月十五日までに発足する予定の新しい政府の下での安定を願っている、と説明しました。

 志位氏が、この間築かれた日本共産党とパキスタン政府との関係を今後も発展させたいと願っているとのべると、ニアズ大使は「もちろんです。私たちにとっても重要な関係です」と応えました。