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2008年1月31日(木)「しんぶん赤旗」
 （写真）緊急の議員団会議で報告する志位和夫委員長＝30日、国会内 |
日本共産党の志位和夫委員長は三十日昼に開かれた緊急の党議員団会議であいさつし、与党が強行しようとした暫定税率などの期限を延長する議員立法の「つなぎ法案」について「議会制民主主義をじゅうりんする審議封殺法案だ」と厳しく指摘し､撤回を求めました｡
志位氏は、「つなぎ法案」が「道路特定財源の維持、暫定税率の十年間延長という本体の審議に入る前から、どんな結論を出したとしてもあらかじめ成立を決めておくものだ。もしこういう法案を許したら今後衆参両院でどんな審議をやってもその審議は無意味になる」と指摘。
与党が三月末でガソリン税などの暫定税率の期限が切れ、国民生活が混乱するとして「つなぎ法案」を「国民生活の安定のための法案だ」としたことについて「期限が切れ、ガソリン税が下がったら、これをあげなければ何の混乱もおこらない。自ら混乱を引き起こそうとしておいて、それをくいとめるために『安定だ』というのは成り立たない」と批判しました。
また志位氏は、議員立法で「つなぎ法案」が出されたことについて「道路特定財源の問題にせよ、暫定税率の延長にせよもともとは内閣提出の法案だ。議員立法は、福田首相、政府にいっさい責任がおよばないような形でやるものでひきょうな責任逃れのやり方だ」と強く批判しました。
