2008年1月13日(日)「しんぶん赤旗」

パンフになりました

好評 品川さんと志位さんの対談


写真

 「圧巻でした」「ぜひ冊子に」―本紙元日付に掲載され、大きな反響を呼んでいる、経済同友会終身幹事の品川正治さんと日本共産党の志位和夫委員長の「響き合い対談」が、パンフレット(日本共産党中央委員会出版局発行、定価百五十円)になりました(写真)。十九日発売です。

 対談では、戦争と憲法九条、二十一世紀の世界の流れ、資本主義の前途の問題などが、壮大なスケールで語り合われました。「本当に“響き合う”、年の初めにふさわしい対談に、これからの日本を見通す理知と勇気をもらう。よい元日であった」(津市の男性)、「メディアの流すニュースでは、この先どうなるのだろうと暗い気持ちになってしまいますが、いまの世界を大きく見ると、平和の共同体が画期的な広がりを見せているということに勇気づけられました」(神奈川県逗子市の女性)など、赤旗編集局にも多くの感想が寄せられています。

 解散・総選挙も予想され、国民が新しい政治への模索を強めているいま、多くの方に読んでいただきたい一冊です。

 日本共産党の都道府県委員会、各地区委員会、民主書店などでお求めください。一般書店でも取り寄せできます。


反響続々

品川さん・志位委員長「響き合い対談」

「世界の良識に軸足」になるほど

「国民怒る年」に限りない勇気

 本紙元日付掲載の、経済同友会終身幹事・品川正治さんと、日本共産党の志位和夫委員長との「響き合い対談」への反響が、編集局に続々と届いています。十日付で一部を紹介しましたが、続報します。

 「大ホームランの企画だったと思います。共産党委員長と経済界幹部という、かつては考えられない組み合わせ。私たちは若いとき、大企業の役員などといえば、すぐ『労働者の敵』と考えがちでした。日本の民主化を進めるうえで、品川さんのような方に表舞台に出ていただくことを増やしていくことも非常に大切ではないでしょうか」(奈良市の六十八歳男性)

 「品川さんが戦地から復員する船の中で憲法草案を読み、仲間と抱き合って喜んだという話に、憲法はアメリカの押し付けではなく、多くの日本人が歓迎したものと分かります。敵を探すアメリカと敵のない日本国憲法。まさに価値観の異なるアメリカべったりの日本政府は、世界中の平和を求める趨勢(すうせい)に逆行する、今はやりの言葉KY(空気が読めない)だと思いました」(青森県むつ市の七十歳女性)

 「楽しく読ませていただきました。中身がまるで砂地にしみこむように、私には納得させられました。とくに品川さんの『今年は国民がほんとうに怒る年』との発言には、限りなく勇気を与えられました。機は熟してきていると思います。予想される総選挙では、断固勝利しなければと決意を新たにしています」(福岡県の男性)

 「『経済界の中から理性の声』『9条をもつ国の経済探求』という見出しから、心引かれるものでした。赤ボールペンを手に、ラインを引きながら、うなずいたり、鋭いなあと感心したりして読みました。『なんか学生時代に戻ったみたいね』という声も聞きながら、静かな元朝の“学習の時間”のようになりました。日ごろ流れてくるマスコミの論調は『自己責任』や『国際貢献』など一方的で、私たちの生活は『どうしようもなくなっている』という雰囲気で、怒りをもっていましたが、志位さんと品川さんの語りはアジアや世界の良識に軸足を置いていて、なるほどとうなずくばかりでした」(東京都江戸川区の五十九歳男性)

 「元旦の朝、雪道に細心の注意を払って早朝配達を終えた。冷え切った体を朝風呂で温め、志位さんと品川さんの大型対談を一気に読み上げました。本当に素晴らしい内容で感動しました。大きな勇気をもらって、〇八年、大きな躍動のため頑張る決意です」(山形県寒河江市の男性)

 「対談とても良かったです。いま自己責任ということが言われていますが、弱い立場の人々に向けられているように感じます。大企業こそ自分の責任で作った借金を国民にかぶせず、自己責任を取ってほしいと思います」(東京都町田市の女性)

 「新春対談は素晴らしい! 経済界で頑張っておられる品川さんに感動です。品川さんのめざすものは綱領の世界とダブります。お体に気をつけ、ますますご活躍してください」(長野県東御市の女性)