2007年12月18日(火)「しんぶん赤旗」

志位委員長、市田書記局長らが民青同盟新役員と懇談


 日本民主青年同盟(民青同盟)第三十三回全国大会で選出された新役員が十七日、日本共産党本部を訪れ、カレーライスを食べながら志位和夫委員長、市田忠義書記局長、中井作太郎党建設委員会責任者らと懇談しました。

 民青同盟の田中悠委員長、清沢達也、山田花両副委員長、中央常任委員らが自己紹介し、大会の感想や大会後の取り組みなどについて話しました。田中さんは「民青同盟の活動は生きることへの確信がつかめ、成長できると感じられた大会でした。活動が困難で悩んでいたところも自分たちもできると励みになったと感想を寄せています」とのべました。

 志位さんは若い世代の運動が新しい前進を刻んだ一年だったとのべ、民青同盟が雇用や学費、平和の問題に取り組んできたことをあげ、「青年自身が立ち上がり、問題解決のために取り組んで前進していることは画期的」と話しました。このたたかいをつくり出すうえで、競争と分断にさらされる青年のなかで社会的・人間的連帯をどうつくり出しているのか、青年運動を持続させるために学習の取り組みをどう具体化していくのかを質問しました。

 田中さんは「一人ひとりの困難な状況に耳を傾け、個人だけの問題ではなく社会全体の問題だとともに考えていくことが連帯につながっている」とのべました。班会に参加しても一言も話さなかった同盟員に日常的な話を聞くことから要求が見えたと紹介し、お互いによく知り合うことから班活動がスタートするなど、相手の思いを受けとめながら社会の仕組みを一緒に考えていくことが青年に共感を得ていると話しました。

 志位さんはこれまでの民青同盟の取り組みが切り開いている経験、教訓について、「党として青年をどう結集していくのか一緒に探求し、運動を広げることと、学習の援助を青年の置かれた状況に合わせて考えていきたい」とのべました。

 民青同盟の魅力を紹介したパンフレット(民青同盟作製)をみながら、歓談しました。