2007年11月3日(土)「しんぶん赤旗」

世界と日本の平和から保育まで

志位委員長、保育士と語り合う

横浜


 横浜市神奈川区で二日、「世界と日本の平和・保育・子育て・生きがい…志位和夫委員長と語る集い」が開かれました。質疑応答の時間には、紅茶やクッキーも出され、和やかな雰囲気のなか、ざっくばらんに語り合いました。


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(写真)保育士たちと語る志位和夫委員長=2日、横浜市神奈川区

 集いは、同区の保育関係者でつくる「ちゅうりっぷの会」(日本共産党を励ます保育後援会)が開いたもの。「保育予算が減らされ、子どもたちが置き去りにされるのではと心配です。この現状をどうしたらいいか、志位さんに直接聞きたい」(三十四歳の女性保育士)と期待が寄せられ、二十代、三十代を中心に約六十人の保育関係者が参加しました。

 講演のなかで志位委員長は、国がつくった社会保障予算を年々切り下げる仕組みが、保育現場にもさまざまな矛盾を生み出していることにもふれながら、自民党政治が抱える「二つの病」((1)大企業べったり病、(2)アメリカ言いなり病)にメスを入れる「日本改革」の方針を詳しく紹介。テロ特措法の期限切れで自衛隊を撤収させた問題では、「国民の声が軍隊を動かした歴史的、画期的なことです。自衛隊の再度の出兵を許さない、憲法守れのたたかいをすすめたい」とのべました。

 質問の時間では「税源移譲をどうみたらいいか」「横浜市が保育園の民営化を進めている。民営化反対の立場だが、保育園を引き受けることにした。共産党はそのことをどう考えますか」など次々に手が上がりました。

 志位氏は「従来の基地交付金は安全の補償措置として出されていたが、それを変えたのが再編交付金です。これは米軍再編で国策に従うかどうかが基準です」と批判しました。

 「保育の予算を増やすため署名に取り組んでいます」「予算要望のタイミングは」との質問に志位氏は、「政府に執行させるため、予算を組む今ががんばりどきです。それと選挙です。総選挙で共産党を前進させてください」と呼びかけると、大きな拍手に包まれました。

 参加した保育士(31)は「保育と社会がつながっていることがわかりました。保育をよくするためには、大企業の減税などにメスを入れないと変わらない。選挙に行くとか、友人にも伝えたい」と話していました。