2007年9月24日(月)「しんぶん赤旗」

福田自民党新総裁の選出について

志位委員長が会見


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(写真)会見する志位和夫委員長=23日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は二十三日、福田康夫氏が自民党の新総裁に選出されたことについて、記者団の求めに応じて会見し、次のように述べました。

 一、総裁選をつうじて、福田康夫氏の口からは、参議院選挙で示された「自公政治ノー」という国民の歴史的審判をどう受け止めるのか、何を反省すべきか、どこを改めるべきかについて、まともな発言は語られませんでした。

 福田氏が繰り返し語ったのは、貧困と格差を広げた「構造改革」路線を継続すること、アメリカいいなりに海外派兵をつづけることなど、国民から「ノー」の審判をつきつけられた従来の政治路線に、反省なくしがみつくということでした。

 一、国民の民意を無視し、破たんした政治路線にしがみつく福田新体制が、早晩、政治的に行き詰まり、立ち行かなくなることは避けられません。

 わが党は、福田新体制と正面から対決し、早期の解散・総選挙に追い込むために力をつくします。直面する暮らしと平和の熱い問題で、国民の利益をまもって奮闘するとともに、自公政治に代わる「国民が主人公」の新しい政治の展望を明らかにし、きたるべき衆議院選挙での前進をめざします。