2007年7月25日付「しんぶん赤旗」

四国から共産党前進の大波を

松山市で志位委員長


 志位委員長は、松山市では、春名なおあき比例候補、田中かつひこ選挙区候補とともに千五百人の聴衆を前に、年金、増税、「政治とカネ」、憲法問題をめぐって自公政治を批判し、日本共産党の値打ちを縦横に語りました。


 ひときわ聴衆の喝采(かっさい)を博したのは、志位氏が安倍内閣で相次ぐ「政治とカネ」問題を糾弾したくだり。「これだけ国民に負担増を強いながら、自分たちのカネはまっくらだ」と述べました。

 赤城徳彦農水相の架空事務所費疑惑では、「赤城さんは、顔にばんそうこうを張っているが、それで真実は隠せない。安倍首相は、赤城さんの事務所の光熱水費は月八百円というが、うそ八百ではないのか」と疑惑の深まりを指摘すると、爆笑が起こりました。

 松山市は、「しんぶん赤旗」日曜版のスクープで新たな「事務所費」疑惑が発覚した塩崎恭久官房長官の地元です。志位氏は「塩崎さんの問題はさらに深刻だ。使途不明金は千三百三十万円。しかも、光熱水費がわずかに年間四百五十円で、電気もつけず、水も飲まずに活動していたのか」と指摘。「領収書を出して説明できないなら赤城農水相、塩崎官房長官は辞めていただくしかない」と述べると、「そうだ」の声が飛びました。

 志位氏は、「自公政権のモラルは最低。こういう内閣が子どもに『規範意識』とか『道徳』を語る資格はさらさらない」と批判。「『事務所費』疑惑を国政の大問題にしたのは共産党。雑誌『ダカーポ』は『スクープ大賞』に『しんぶん赤旗』の記事を選びました。企業献金も政党助成金も受け取らない党ならではの働き。共産党への一票で腐った政治の大掃除を」と呼びかけ、大きな拍手につつまれました。