2007年6月23日(土)「しんぶん赤旗」

国会会期延長

党利党略のきわみ

志位委員長が批判


 日本共産党の志位和夫委員長は二十二日、国会会期延長を議決した衆院本会議後に記者会見し、会期延長を「党利党略のきわみだ」と厳しく批判しました。

 志位氏は「国民にとっては有害無益な天下り自由化法案などの悪法をなにがなんでも通すために、参院選の日程までずらして会期を延長するのは前代未聞の暴挙だ」と指摘。会期延長で政府・与党が成立を狙う天下り自由化法案や社会保険庁解体・民営化法案などの廃案に向け全力をつくす決意を表明しました。

 安倍内閣の不信任の考えを記者団に問われ、志位氏は「安倍内閣は発足してから教育基本法の改悪強行など、数の暴力、暴走の連続だった。その暴走のきわみは、憲法改定に向けて始まっている暴走だ。この内閣は信任に値しない」とのべました。