2007年4月20日付「しんぶん赤旗」に掲載

一票、一票が当落を分ける大接戦・大激戦
住民要求を掲げ、選挙の担い手を広げに広げぬき
悔いを残さない猛奮闘で必ず勝利しよう

いっせい地方選後半戦最終盤にあたって

二〇〇七年四月十九日 日本共産党委員長 志位 和夫
書記局長 市田 忠義


 後半戦の投票日までいよいよあと二日。その結果は、今回の地方選挙全体の成否を決め、つぎの参院選にも影響します。いま、選挙戦は、政党がしのぎを削る激しいたたかいとなっており、一票、一票が当落を分ける大接戦・大激戦です。勝敗は、文字通り残る二日間の奮闘にかかっています。

 住民の切実な利益と要求、憲法九条を守る日本共産党と、住民に犠牲を押しつける自民、公明、民主など「オール与党」勢力との対決――構図は鮮明です。日本共産党の政策や政治姿勢は、どこでも共感と支持を広げており、最後まで住民の切実な要求と願いを掲げ、政策を訴えぬいてがんばりましょう。

 「オール与党」勢力による反共攻撃、「共産党締め出し」シフト、共産党落としの卑劣な「大丈夫」論攻撃などを、断固として打破しましょう。

 勝利の保障は、「他党・他候補を上回る活動」「得票目標達成」の二つの基準で、やるべきことをやりつくすことです。全有権者を対象にビラをまききり、支持拡大目標を突破して、対話と支持拡大を広げぬきましょう。

 そのためにいまもっとも重要なことは、文字通りすべての党員、後援会員、「しんぶん赤旗」読者、支持者に終盤のリアルな情勢と、勝利に必要な行動を率直に提起し、選挙の担い手を最後まで広げに広げることです。三票、五票、力のある人には五十票、百票と、支持を広げてもらうことです。

 貧困と格差が広がるもとで、「オール与党」政治と住民との矛盾は、全国どこでもかつてなく深刻になっています。日本共産党が、暮らしの「命綱」として、どうしても前進しなければならない選挙です。候補者を先頭に、党と後援会がもつあらゆる力と可能性をくみつくし、棄権防止活動を含めて投票箱のふたが閉まる最後の瞬間までがんばりぬきましょう。これまでの経験を超える猛奮闘、悔いを残さない猛奮闘で、必ず勝利しようではありませんか。