2007年4月19日付「しんぶん赤旗」に掲載

激戦の後半戦最終盤へ

かけがえのない党議席必ず

千葉・浦安で志位委員長


 短期決戦のいっせい地方選後半戦――各陣営ともラストスパートに入った十八日、日本共産党の志位和夫委員長は、多数激戦の千葉県浦安市議選の応援に入り、「なんとしても勝ち抜かせてください」と夕刻の市内をかけめぐって支持を訴えました。

 浦安市議選は、現職市長が市長派議員を増やそうと新人擁立に動き、民主党が初議席獲得をねらうなど、定数二十一に三十七人が立候補する多数激戦。日本共産党は、現職の井原めぐみ、元木美奈子両候補と、勇退議員の議席継承に挑む、みせ麻里候補が現有三議席の確保をめざしています。

 車中から候補者とともにマイクで訴えながら市内をまわった志位氏。雨の中、通勤・通学客が行きかう浦安駅前、買い物客でにぎわうスーパーOK前、新浦安駅ダイエー前では、傘をさす市民に手をふりながら街頭演説し、三候補の押し上げをと訴えました。

 志位氏は市議会で保守会派や公明が、国保税、介護保険料の値上げをし、さらに一人親家庭への入学・就学祝い金を廃止、わずか十万円の障害児のクリスマス会補助金さえ削っていると批判。一方でムダづかい――(1)耐震改修済みの市庁舎を百億円もかけて建て替える計画(2)建設だけで百八十億円もかかる路面電車の導入をすすめている―と批判し、「福祉の心をとりもどし、中学卒業までの医療費無料化、国民健康保険税の一万円値下げを」と呼びかけました。

 志位氏は、市民と力をあわせた日本共産党の三候補の魅力と実績を力説。井原候補――市議団長として四年間で千七百五十回も議会で発言し、子どもの医療費助成拡充も提案。元木候補――市内にない養護学校の分校をつくろうと粘り強く要求し、ついに分校の設置をもとめる意見書が可決。みせ候補――市民病院の産科が五月からなくなるときいて、病院側と直接交渉し、医師が確保されたら再開すると約束させる。三候補のおしあげをと訴えた志位氏は、子ども医療費助成の拡充など、草の根で政治を動かす日本共産党のかけがえのない議席の値打ちを語り、必勝を呼びかけました。