2007年4月22日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

住民要求掲げ悔いのない猛奮闘で

国保料 1世帯1万円 引下げへ

船橋 8氏全員当選必ず

志位委員長の激励受け


 「議会改革でも市民要求実現でも、日本共産党市議団八人の力がどうしても必要です」。いっせい地方選最終日の二十一日、日本共産党の志位和夫委員長の力をふりしぼっての訴えが船橋市内に終日響きわたりました。

 定数五十に六十六人が一票を争う激戦を続ける船橋市議選。日本共産党は、現職の石川敏宏、関根和子、佐藤重雄、岩井友子、金沢和子、伊藤あきひろ、新人の渡辺ゆう子、中沢学の各候補で現有八議席確保に全力をあげています。志位氏は、県議選で当選した丸山慎一県議とともに団地広場や駅頭、商店街などで候補者とともに訴えました。

 日本共産党船橋市議団が、議会と市政を動かしてきた事例として志位氏があげたのは、行政計画をつくるとき議会がチェックするしくみをつくったことと、政務調査費の領収書添付を義務付けし、ガラス張りにさせたことです。また、国民健康保険料を九年間据え置きにさせた実績です。

 志位氏は、「毎年、八人の議員団が予算組み替え要求を提出して、国保料を下げなさいというので、市も引き上げることができなかった。今度は、国保料を一世帯一万円引き下げようというのが公約です。八議席がどうしても必要です」と支持を呼びかけました。

 佐藤候補は「住民の福祉充実という自治体本来の役割を取り戻すため全力をあげます」と決意を語り、中沢候補は「子どもの医療費助成制度を中学三年まで拡充させる仕事を議会でやらせてほしい」と訴えました。

 伊藤候補は「保育園増設で三百人近い待機児童を解決する」、渡辺候補は「自民、公明、民主などオール与党議員による市民いじめの政治を変えたい」。

 石川候補は、「JR船橋駅南口の再開発ビルの赤字穴埋めに毎年十億円も投入するなど、税金のむだづかいを議会で問題にするのは日本共産党だけ」と語り、関根候補は「子どもやお年寄りのためにきちんと予算を使わせる日本共産党を」と呼びかけました。

 岩井候補は「市の増収となる五十億円は、市民の暮らしや福祉に還元」、金沢候補は「払った税金が暮らしのために使われるよう全力を尽くす」と訴えました。

 最後の演説場所は夏見。「大接戦です。投票箱のフタが閉まるまで、がんばりぬきましょう」。志位氏の最後の訴えが響きました。