2007年3月31日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

暮らし、憲法守る共産党の前進で政治変えよう

3県26県議候補、横浜、川崎、千葉3市35市議候補が第一声


 いっせい地方選の県議選、政令市議選が30日告示(4月8日投開票)され、日本共産党からは神奈川県議候補15人、千葉県議候補8人、山梨県議候補3人、横浜市議選候補16人、川崎市議選候補12人、千葉市議選候補7人が立候補しました。日本共産党の各候補は、国の悪い政治から福祉と暮らしを守る、税金の無駄遣いストップ、憲法を守る――の「3つの願いを日本共産党へお寄せください」と力強く第一声をあげました。

 3県の党支部と後援会は、「どの党をも上回るがんばりで勝利をつかもう」と、宣伝、対話・支持拡大、党勢拡大に全力をあげています。


提案権もつ県議団に

1増めざす千葉市議選

千葉県

 千葉県議選(定数九十五)で日本共産党は、現職の小松実(千葉市花見川区)、丸山慎一(船橋市)、みわ由美(松戸市)、小松あつし(浦安市)の各候補に加え、前回失った議席の奪還めざし、柏市に加藤英雄(前)、市川市に岡田幸子(新)、かつて議席のあった千葉市美浜区に、ゆうき房江(新)、市原市に船井きよ子(新)の各候補を擁立、八人全員当選で初の議案提出権獲得をめざします。

 JR千葉駅前で志位和夫委員長とともにマイクを握った小松実候補は、今回の選挙は、(1)県民には増税・負担増、大企業には減税という不公平税制を正す(2)巨大公共事業への巨額の税金つぎ込み、福祉・医療・教育予算を削る逆立ちした税金の使い方を正す(3)政務調査費の領収書公開など、政治とお金の問題を正す選挙だと指摘しました。

 その上で、知事提案予算に毎年賛成し、政務調査費の領収書公開を求める請願をつぶした自民、民主、公明など「オール与党」の議席占有を許さず、逆立ち政治を正す日本共産党を強く大きくしてほしいと訴えました。

千葉市

 千葉市議選(定数二減の五十四)では、一増の七議席獲得をめざす佐々木ゆうき、七海れい子、もりた真弓、中村きみえ、小関としゆき、ふくなが洋、野本信正の各候補が、初の全区当選と過去最高の議席占有率で、福祉・暮らしを守り、住民の要求を実現するため全力をつくす決意を表明しました。

 七候補は、自・公・民が反対するなか、市民との二十年来の運動で乳幼児医療費助成を就学前まで拡充、議案提出権を活用し四年間で十八本の条例を提案、障害者「自立支援法」の負担軽減などを実現した党市議団の役割を紹介しました。

 その一方で、自・公・民・市民ネットの「オール与党」が、三十五年続いてきた老人医療費助成六千九百万円を廃止し、川鉄跡地開発などの巨大開発に二百六十二億円を注ぎ込む予算に賛成したことを批判。「市民の暮らしを守って市政を動かす日本共産党に大きな支持を」と訴えました。