2007年3月20日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載
いっせい地方選挙での日本共産党の躍進をめざし、志位和夫委員長を迎えて十八日に神奈川県内三カ所で開かれた街頭演説には、買い物客や子ども連れの夫婦など多くの市民が足をとめ注目を集めました。
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(写真)「原子力空母の配備に反対する県議は私だけ」と訴える、ふじた県議(左)と志位委員長(右)=18日、神奈川・横須賀市 |
最前列には横断幕をもって声援を送る人たちの姿も。
ふじたちえこ県議(横須賀市区、定数五)は、県民を放射能事故の危険にさらす米海軍横須賀基地への原子力空母配備に反対しているのは「横須賀市選出の県議では私だけです」と、県民の安全と平和を守る議席を強調しました。福祉の現場で働いた経験を生かし、福祉切り捨てを許さない唯一の候補であることを訴え、支持を呼びかけました。
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(写真)志位委員長(左)とともに、訴える鈴木県議(中央)と宮応県議候補(右)=18日、神奈川・藤沢市 |
藤沢駅前では、志位委員長が地元の党女性後援会がつくったオレンジのジャンパーを身につけて、「胸のワッペンは、鈴木とも子県議の似顔絵です」と紹介しました。
八百五十人を前に鈴木とも子県議(藤沢市区、定数五)は、高校奨学金、学費補助の拡充を党県議団が実現したことを紹介し、中学卒業後行き場のない生徒を出さないために、党議席の前進で公立高校統廃合の中止と定員増、私学助成の増額の実現を呼びかけました。宮応勝幸県議候補(大和市区、定数三)も訴えました。
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(写真)志位委員長(左)とともに、訴える鈴木県議(中央)と宮応県議候補(右)=18日、神奈川・藤沢市 |
夕方の相模大野駅前のデッキは、九百人の聴衆でいっぱいになりました。
かわの幸司県議(相模原市、定数九)は、若者雇用対策にわずか九千万円、企業を誘致する「インベスト神奈川」では数百億円の補助金を出すという県民に冷たく大企業に甘い県政の実態を告発。政務調査費の領収書の公開を拒み続ける県議会の自民、公明、民主の各党を「自分たちの使うお金にも甘い」と批判しました。
街頭演説には、はたの君枝参院神奈川選挙区候補(前参院議員)も参加しました。