2007年2月10日(土)「しんぶん赤旗」

ベトナム大使館「新春の集い」

志位委員長があいさつ


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(写真)ベトナム大使館で行われた旧正月の「新春の集い」であいさつする志位和夫委員長。右から3人目はチュー・トゥアン・カップ駐日大使=9日夜

 日本共産党の志位和夫委員長は九日、都内のベトナム大使館で行われた、旧歴正月(テト)を祝う「新春の集い」に出席しました。志位委員長は、チュー・トゥアン・カップ駐日大使の出迎えを受け懇談したあと、会場であいさつをおこない、内外の参加者と交流しました。

 カップ大使は、冒頭あいさつで、ベトナムと日本の友好関係がますます発展することを希望すると述べ、ことし一月に志位委員長がベトナムを訪問したことを参加者に紹介しました。

 続いてあいさつに立った志位委員長は、「『ドイモイ(刷新)』政策を前進させ、躍進し、輝いているベトナムに出合えたことをうれしく思った」と述べました。

 志位氏は、「市場経済を通じた社会主義への道」をめざしているベトナムが、経済発展を軌道に乗せつつあること、とりわけ貧困率を大きく低下させ、国連や国際通貨基金(IMF)からも高い評価を得ていることを印象深く感じたと表明。また、ベトナムが東南アジア諸国連合(ASEAN)のなかで重要な役割を演じ、どの国とも積極的に友好関係を築く外交を展開し、日本とベトナムとの両政府間の関係も発展していることを喜んでいると述べました。

 さらに、ベトナム共産党のマイン書記長との会談で、日本共産党とベトナムとの伝統的な友好関係を、二十一世紀にふさわしく新しい段階に発展させることで合意したことを紹介するとともに、両国関係をさらに豊かにするために寄与したいと述べました。

 この集いには、日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際局長と森原公敏国際局次長が同行しました。