2007年1月15日(月)「しんぶん赤旗」

志位委員長、戦争証跡博物館を訪問

ホーチミン


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(写真)戦争証跡博物館を訪れ、日本のベトナム人民連帯ポスターの展示を見る志位和夫委員長ら党代表団=14日、ホーチミン市(林行博撮影)

 【ホーチミン市=鈴木勝比古】日本共産党の志位和夫委員長は十四日午後、ホーチミン市の戦争証跡博物館を訪問しました。ベトナム戦争の実態を伝える展示物を見学し、ソンミ村での五百四人の村民虐殺、ナパーム弾やボール爆弾の被害者、枯れ葉剤被害者などの写真を食い入るように見つめました。

 志位委員長は各国のベトナム人民支援の写真や資料を展示したコーナーで日本共産党の赤旗写真ニュースや民主団体のポスターの前で足をとめて「日本国民の支援活動の息吹が伝わる展示です」と案内の女性に声をかけ、「このポスターは当時、すごく人気があった」と、米軍の北爆とたたかうベトナム女性民兵の笑顔をアップしたポスターを指さしました。

 これらのポスターは一九九九年の不破哲三中央委員会委員長(当時)の博物館訪問のさい要請を受けて、日本共産党が収集し、送り届けたものです。

 志位委員長は博物館の記念帳に「世界史を動かしたベトナム人民の勝利万歳!日本人民とベトナム人民の連帯を永遠に」と記しました。

 見学中の島根県の一行が志位委員長を見つけて、「志位さんがベトナムを訪問していることを知っていました。お会いできてうれしい」と言葉をかけ、志位委員長と握手を交わしました。志位委員長は求めに応じて一行と記念撮影をしました。

 志位委員長はこのあと一九七五年四月のサイゴン解放で旧サイゴン政権が降伏文書に署名した統一宮殿(旧サイゴン政権大統領官邸)を訪問しました。