2007年1月12日(金)「しんぶん赤旗」

抗米救国戦争の博物館、ホーチミン廟を訪問

志位委員長

ハノイ


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(写真)軍事博物館を訪れ、米軍機残がいの前でベトナムの大学生たちに囲まれる志位和夫委員長=10日、ハノイ(撮影・林行博)

 【ハノイ=井上歩】志位和夫委員長を団長とする日本共産党代表団は十日、ハノイ市内の軍事博物館、ホーチミン廟(びょう)などを訪問しました。

 ベトナム人民の抗仏戦争、抗米救国戦争について展示している軍事博物館で、志位委員長らは、抗米救国戦争当時の写真、ベトナム支援運動の物品、撃墜されたB52爆撃機の残がいなどを見学。志位委員長は、一九七五年四月のサイゴン解放で大統領府に進入した戦車の展示などを見て、案内する担当者に「これが本物ですか。無血入城のシーンはよくおぼえています。全世界に衝撃を与えました」と語りました。

 故ホー・チ・ミン主席の遺体を安置しているホーチミン廟では、献花のあと故ホー主席が執務した住居が残されている史跡などを見学。志位氏は同住居で記帳を求められ、「日本とベトナム人民の戦闘的連帯の歴史を、二十一世紀にさらに発展を」と書き記しました。

 代表団はまた、十一世紀に建てられた孔子をまつる廟で、科挙のためのベトナム最古の大学が置かれていた「文廟」を見学しました。