2006年12月9日(土)「しんぶん赤旗」

宋・中日友好協会会長と志位委員長が懇談


日中関係など意見交換

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(写真)中日友好協会の宋健会長(左端)と懇談する志位和夫委員長(右端)=8日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は八日、党本部を訪れた宋健・中日友好協会会長ら訪日代表団一行と懇談し、日中関係などについて和やかに意見交換しました。

 冒頭、宋会長は、日中両国関係、とりわけ民間外交を促進することを目的として今回来日したと説明。来年に日中共同声明三十五周年を、また再来年に日中平和友好条約締結三十周年を迎える両国関係の良好な発展のために、日本共産党の協力を求めたいと述べました。

 志位委員長は、この間の歴史問題に対する日本共産党の取り組みや、日中首脳会談に対する評価を説明。前向きの変化が起こったが、歴史問題の解決のためには、引き続く取り組みが必要だと述べました。

 宋会長は、両国関係の促進に果たした日本共産党の役割を評価。首脳会談で確認された両国の「戦略的互恵関係」の発展は双方の利益にかなうことであり、日中双方の努力が必要だと述べました。

 両氏は、北東アジアの平和と発展、両国の民間交流の重要性、未来社会論などをめぐる日中両国共産党間理論交流の発展などについても語り合いました。

 懇談には、日本共産党から緒方靖夫副委員長、森原公敏、田代忠利両国際局次長らが、同協会から井頓泉副会長、許金平秘書長、袁敏道副秘書長、張政剛・会長秘書、程海波政治交流部副部長らが、また在日中国大使館から孔鉉佑・駐日臨時代理大使らが同席しました。