2006年11月28日付「しんぶん赤旗」

税金の異常 重視

全国革新懇が代表世話人会


 

写真
(写真)全国革新懇代表世話人会=27日、東京都内

 全国革新懇は二十七日、都内で代表世話人会を開き、十八、十九の両日、岡山で開催された地域・職場革新懇全国交流会の総括と今後の発展方向、当面する情勢について議論しました。

 日本共産党の志位和夫委員長が出席しました。

 過去最高の七百六十人が参加した全国交流会に関しては、「量・質ともに画期的な集会だった」「多数の青年を結集する出発点となった」などの声が相次ぎ、その要因として、「多くの発言が実践に裏打ちされたものだった」「悪政がつづくなかでの情勢の変化と、民主連合政府づくりをすすめる革新懇への新たな期待と運動の前進がかみあってきている」などの意見が出されました。

 交流会成功をうけ、今後は地域・職場の網の目に革新懇を結成し、草の根の運動を前進させること、全国革新懇の賛同団体が革新懇の位置づけと発展の方針を持って活動すること、パンフレット『革新懇つくりたい・広げたい』の活用などが指摘されました。

 情勢の問題では、参議院での審議に移った教育基本法改悪問題で、「いじめ、やらせ問題にフタをしたまま強行しようとする政府のひどさに国民の怒りが高まっている」との発言をうけ、憲法に依拠した正攻法の論戦を貫くこと、十一月二十九日の全国集会などを成功させ、国民的な怒りを広げきることが決定的だとの発言が出ました。

 また、教育基本法改悪反対とともに、税金問題を重視していくことも強調されました。空前の利益をあげているにもかかわらず、財界の一部が五兆円規模という尋常でない法人税減税を要求し、そのツケを庶民増税、消費税増税でまかなおうとするやり方のひどさを暴露し、国民的な運動にしていく必要性で一致しました。