2006年11月19日(日)「しんぶん赤旗」

志位さんと青年交流

革新懇・全国交流会

未履修から外交まで ざっくばらん


 「どう生きる? 私たちの未来は?」――日本共産党の志位和夫委員長は十八日夜、岡山市内で開かれている地域・職場革新懇の全国交流会で、運動に参加している青年らと交流しました。

 青年たちから、一番最初に出た質問は高校必修科目の未履修問題でした。

 岡山の女子学生 高校生の知人は、日本史が未履修で三十五時間の補習で大変と言っていました。なぜ対応が遅れたのですか。

 志位さん 文部科学省の隠ぺい体質が一つあります。ただ、なぜ未履修が起こるのかを考えてほしいんです。教育全体のあり方が、受験中心の競争主義でいいのかが問われています。……

 最初は緊張気味だった青年たちも、質問にていねいに答える志位さんの言葉にうなずきながら、外交問題から運動をすすめる上での悩みまで、次々と質問をくり出しました。

 「フィリピンはかつて米軍が駐留していたのに、いまはいません。在日米軍をなくし、九条を守っていくのに大事なことは?」(神奈川の男性)

 「友だちに政治の話をしても、かたよってるといわれたりします。でも、志位さんの話を聞いてそうじゃないと思いました。友人に政治の話をするときの工夫は?」(東京の男性)……

 志位委員長と青年の交流は全国革新懇の集会では初めての企画。九十人の青年が参加し、深く政治を掘りさげながらも、わきあいあいの集いとなりました。

 高知県から参加した男性(23)は「一番確信になったのは、外交でも、知人との対話でも相手を理解することが大切だということ。志位さんの韓国やパキスタンの訪問の経験を聞いて、相手の関心や苦しみを理解して話し合っていけば、革新懇が国民の過半数を結集することができると思いました」と話していました。