2006年11月14日(火)「しんぶん赤旗」

二大選挙へ取り組み強化

志位委員長が報告

共産党が幹部会開く


 日本共産党は十三日、党本部で幹部会を開きました。志位和夫委員長が七月の第二回中央委員会総会(二中総)後の情勢の進展と党の役割、来年のいっせい地方選と参院選の二大選挙勝利に向けたとりくみの強化方向について、常任幹部会を代表して報告しました。

 志位委員長はこの間の一連の政治問題と党の対応をふりかえりながら、どの問題でも自民党政治のゆきづまりと矛盾が激化し、“政治の流れの変化”が手にとるように浮き彫りになり、日本共産党の値打ちがきわだつ状況になっていると述べました。そして、いずれも綱領、二十四回大会決定、二中総決定が生きた力を発揮していると強調し、この情勢の生きた特徴を確信にし、広く国民の中にうってでようとよびかけました。

 選挙のとりくみでは、「支部が主役」の選挙戦、対話・支持拡大など選挙勝利に向けた活動で飛躍をどうつくりだすかについて、いくつかの問題を提起。党建設の問題では、党勢拡大でもう一歩不足で連続後退が続いている現状を率直に提起し、「選挙で勝てる強く、大きな党」づくりを本格的な前進の軌道に乗せるために何が必要なのかについて、議論をよびかけました。

 これを受けて十二人が発言し、情勢と党の役割、選挙や党建設のとりくみについて、真剣で率直な意見交換をしました。志位委員長がまとめの発言をおこない、選挙と党建設の分野で年内に必ず上げ潮をつくろうとよびかけました。幹部会は、報告とまとめを幹部会の意思として確認しました。