2006年10月8日(日)「しんぶん赤旗」

「明るい気持ちになれた」

「共産党議席増やしたい」

志位委員長の訴えに

千葉・演説会


 日本共産党の志位和夫委員長を迎えた党演説会が七日、千葉県習志野市の習志野文化ホールで開かれました。会場は約千七百人の聴衆で埋まりました。志位氏は、来年のいっせい地方選挙と参院選挙での勝利をめざし、▽安倍新政権と対決する日本共産党の立場▽韓国・パキスタン訪問―の二つのテーマで、日本共産党の値打ちについて訴えました。

 志位氏は、この間の国会論戦で安倍新政権にただした、(1)歴史認識(2)憲法と教育基本法(3)暮らし―の三つの角度から、安倍政権の危険な姿勢を具体的に告発。「安倍政権と正面から対決し、国民の暮らしと平和、民主主義を守るためにがんばりぬきたい」と述べました。

 また、韓国・パキスタン訪問について詳しく報告し、世界が変わりつつあることを指摘。「日本も変えようではありませんか。私たちの奮闘いかんで勝利はつかめます。この千葉から共産党の前進の波をおこそう」と呼びかけ、会場は大きな拍手と歓声に包まれました。

 感想文を熱心に書き込んでいた男性(67)=市原市=は「志位さんの話で安倍政権が小泉政権以上に危険なものだとよくわかった。住民の立場でまじめにがんばる共産党の議席をなんとしても増やしたい」と語りました。

 女性(64)=習志野市=は「韓国・パキスタン訪問の話は感激しました。すばらしい。少し前は考えられなかったこと。世界は変わっていると思った」と話していました。

 志位さんの演説を初めて聞いた女性(19)=八千代市=は「韓国やパキスタンの話を聞いて、日本共産党の主張が世界では少数派ではないことが分かって、明るい気持ちになれました」と語りました。

 演説会では医師の谷川智行参院比例候補(東京・南関東)と浅野ふみ子参院千葉選挙区候補、丸山慎一県議も訴えました。