2006年8月26日(土)「しんぶん赤旗」

全労連新役員が党本部訪問

労働者の要求に発展の土台

志位委員長、市田書記局長が応対


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(写真)全労連の坂内議長(向こう左から2人目)、小田川事務 局長(同左)ら新役員と懇談する志位委員長(向こう左 から3人目)、市田書記局長(同4人目)=25日、党本部

 七月末に開いた全労連(全国労働組合総連合)第二十二回大会で選出された坂内三夫議長、小田川義和事務局長ら新役員が二十五日、日本共産党本部を訪れ、志位和夫委員長、市田忠義書記局長とあいさつ、懇談しました。

 全労連大会には志位委員長があいさつし、激励しました。坂内議長は、大会でのあいさつに謝意を表明し、大会が労働組合運動の原点に立ち、雇用、生活、権利を守る活発な議論が展開され、活気ある大会となったと紹介。とくに非正規労働者の雇用と権利を守る青年代議員の発言が目立ち、議案は満場一致で採択され、執行部も新しい布陣となったとのべました。

 志位委員長は「画期的な大会となったのですね」と祝意をのべ、党が開いた職場問題学習・交流講座を準備するなかで、非正規雇用と成果主義賃金が職場の労働条件を悪化させ、「労働者のうめきが伝わってきました。労働者の要求をとらえ、たたかうことに全労連発展の土台があると思います」とのべました。

 坂内議長は、偽装請負や違法派遣が全産業に広がっていると強調、シンポジウムをはじめ、この告発を共同してやっていきたいとのべました。

 志位委員長は、公務現場への成果主義賃金の導入を許さないたたかいの大切さ、来年の国会では労働法制改悪が焦点となると指摘。同時に、秋の臨時国会では、「タカ派」の突出が目立つ自民党が教育基本法改悪を押してくる危険性が強まっているとのべ、「全国的たたかいでうち破りましょう」と話しました。

 坂内議長は、学習会や大規模集会も準備していることを紹介、「国会とともに草の根の力を結集するために全力をあげたい」と応じました。

 この日、党本部を訪問した全労連の新役員は、坂内、小田川の両氏のほか、岩田幸雄、柴田真佐子、堤敬の各副議長、宮垣忠、渡邊正道の両事務局次長。浦田宣昭党国民運動委員会責任者が同席しました。