2005年10月12日(水)「しんぶん赤旗」

駐日パキスタン大使を志位委員長が見舞い 


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(写真)在日パキスタン大使館を訪れ、カムラン・ニアズ大使(右)を見舞う志位和夫委員長=11日、東京・港区

 日本共産党の志位和夫委員長は十一日、都内のパキスタン大使公邸を訪れ、カムラン・ニアズ駐日大使に八日発生した大規模地震にたいするお見舞いのことばを伝え、日本政府からの支援が万全なものとなるよう野党として力を尽くし、党としても独自の支援活動にとりくみたいとのべました。

 ニアズ大使は、今回の被害にあたって日本国民から多くのお見舞いが寄せられていることを紹介しつつ、志位委員長のことばに感謝し、被害と救援活動の状況について説明しました。同大使は、今回の地震被害の深刻さも被害範囲の広さも百年来のもので、死者はすでに三万人を超え、被害地域への交通手段が失われ救援物資の輸送も困難をきわめ、被災者は零下にもなる寒さのなかにおかれ、地理的にも気候のうえでも問題に直面していると指摘。避難施設・毛布・マットレス、食料、抗生物質など医薬品、浄水・発電機器などが、緊急に必要とされているとのべました。

 志位委員長は、ムシャラフ大統領、アジズ首相を先頭にすすめられているパキスタン政府の救援と復興の活動の成功を願っているとのべ、これからも被害状況や必要な援助についての情報を伝えてほしいと要請しました。同大使は、日本国民と日本共産党の支援にかさねて感謝しつつ、救援と復興に全力をあげたい、と語りました。

 訪問には緒方靖夫国際局長と森原公敏国際局次長が同行しました。