2005年9月10日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

千葉各地で志位委員長

得票を伸ばしに伸ばし前進を

民主の演説も聞いた学生 増税反対の共産党 分かりやすい

浅野比例候補、市川で演説


 総選挙(十一日投票)最終盤、日本共産党の志位和夫委員長・比例候補は九日、千葉県のJR市川駅北口、船橋駅南口、柏駅東口で街頭演説し、「投票日まであと二日間、得票を伸ばしに伸ばし、南関東ブロックで私の再選とともに、比例候補を一人でも多く押し上げてください」と気迫を込めて訴えました。

 どの会場でも、買い物や帰宅途中の市民が足を止めて聴衆の輪が広がり、熱心に聞き入る姿が目立ちました。志位氏は寸暇を惜しんで演説前後に聴衆に駆けより、一人ひとりと握手を交わしました。

 志位氏は、「政党を選ぶ際、どの党が真実を言っているかを見極めてほしい」とのべ、郵政民営化問題や庶民大増税、憲法改悪問題で、自民や民主のウソとごまかしを解明。増税問題でにわかに「増税反対」と主張し始めた民主党を批判し、「『増税しない』というなら、マニフェストを撤回すべきだ。こういう勢力に負けるわけにいかない」と力を込めました。

 市川駅前で浅野ふみ子比例候補は「みなさんの暮らしを応援する政治にしてほしいという願いを共産党に託してほしい」と訴え、柏駅前では笠木たかし比例候補が党の躍進を呼びかけました。

 市川駅前で、直前に民主党の岡田代表の演説を聞いた男子学生(20)は「結局、自民党と何が違うんだろうと感じた。共産党の話は分かりやすく、『庶民大増税反対、大企業に負担を』というのが、意見がしっかりしているなと思った」と語り、駅ビルの男性店員(42)は「昔から共産党は好き。言っていることが庶民の暮らしに密着している。頑張って」と声援を送りました。

 柏市の増尾後援会の島田えみこさん(50)は「今回の選挙は自民や民主、社民もウソだらけ。対話でも、みな『何か変だ』と感じていて、訴えれば『考える』と変化する今までにない状況です。通りすがりの人にもどんどん訴え、議席を増やしたい」と語りました。

 もろおかトオル千葉5区、仁木利則同4区、徳増きよ子同7区、高橋さとし同8区の各小選挙区候補も決意をのべました。