2005年9月1日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

「改革」いうが他党はうさんくさい

共産党が一番まとも

「たしかな野党」に説得力

千葉・津田沼駅頭志位委員長演説


 日本共産党の志位和夫委員長は三十一日、千葉県のJR津田沼駅前で街頭演説し、市民が次々と足を止め、会社帰りのサラリーマンや若者など、聴衆は約二千五百人にふくれあがりました。演説前の宣伝では、「しんぶん赤旗」号外千枚以上が一時間足らずでなくなりました。

 志位氏は、たしかな野党・日本共産党の値打ちを四つの角度から解明し、「この党の前進に日本の政治の未来がかかっています」と訴えました。

 議席回復をめざす大森たけし比例候補は、JFEスチール(旧川崎製鉄、千葉市)の労災死亡事故問題にとりくんできたことを紹介。「大企業のリストラ応援の産業再生法のもとで労働者が無惨な死をとげました。調査や国会質問を通じて異例の厚生労働省の勧告を勝ち取りましたが、南関東ブロックの衆院議員でこの問題をとりあげたのは日本共産党だけでした。どうかこの党を大きく躍進させてください」と強調。千葉2区の佐藤けん、同4区の仁木利則各候補も党への支持を訴えました。

 「おっ、志位和夫だ。すげえ」と足を止めたのは、ロックバンドとアルバイトで生活する石井和徳さん(25)。「この間のNHKの党首討論も見た。共産党が一番まともだった。小泉さんは『改革、改革』いうけど、うさんくさい。今、すごく政治の流れを変えたい。共産党しかないと思う」と力を込めました。

 「いわゆる無党派」という男性(50)は「郵政民営化より増税に関心がある。昨年から五、六万円も増税になった。共産党も選択肢に入っています」と話しました。

 「初めて演説を聞いた」という女子学生(22)=船橋市=は「以前は『たしかな野党』というキャッチフレーズは抽象的だと感じていました。でも、サービス残業根絶や労働条件の改善など地道な活動を通じて、国民の立場から訴えていることが分かり、説得力がありました。自分たちの主張を曲げず一貫性のある共産党に頑張ってほしい」と期待を寄せました。