2005年8月31日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

「くらし第一の党なんだ」「反対だけでなく具体的」

聴衆が共感

志位委員長ら川崎で訴え


 総選挙の火ぶたが切られた三十日、日本共産党の志位和夫委員長・比例候補は、川崎市川崎区で街頭演説しました。約九百人が沿道や商店街を埋め、前を通る自動車からも手をふっての声援が飛びました。

 志位委員長の演説が始まると、市民が「志位さんだ」「委員長が来ているんだ」と足を止め、聴衆の輪が広がりました。

 志位氏は、日本共産党の議席の値打ちについて(1)小泉政治と真っ向対決して、くらしを守る力になる(2)自民・民主の「二大政党」がやっている増税、改憲ストップの力になる(3)くらしの願いを国政にとどけるかけ橋になる(4)八方ふさがりの日本外交を打開する力になる―という四つの点からくわしく話し、「こういう仕事をしっかり果たすたしかな野党が、いま日本の政治には必要ではないでしょうか」と訴え、支持を呼びかけました。

 笠木たかし衆院比例・神奈川10区候補も「庶民大増税、憲法改悪を食い止め、国民のくらしを守るために全力をあげます」とのべました。

 演説を終えた志位委員長が、聴衆の中に入ると、「がんばって」と熱い声援と拍手が起こり、一人ひとりと握手を交わしました。

 市内中原区の藤井聖子さん(61)は「以前は共産党はこわいと思っていましたが、国民のくらしを第一に考える党だとよくわかりました」と話していました。足を止めて聞いた会社員(32)も「反対ばかりの党と思っていたけれど、話が具体的で、郵政問題も納得できました」と語っていました。

 党学生・青年後援会の岡崎裕さん(29)は「増税問題は、青年の間でも注目されています。多くの青年に訴え、支持を広げたい」と意気込み、党川崎区労働者後援会の斉藤博章さん(61)も「労働者のくらしと権利を守るために、何としても、志位さんにつづいて、大森たけしさん(比例・神奈川5区候補)の議席を奪還し、比例の議席を増やしたい」と決意を固めていました。