2005年8月29日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

甲府

共産党の役割縦横に

志位、大森氏ら訴え

通行人も足止め拍手

総選挙 あす公示


 総選挙公示日(三十日)直前の日曜日の二十八日、日本共産党の比例南関東ブロックの五候補は、神奈川、千葉、山梨の三県を駆けめぐり、「比例で日本共産党の前進を」と訴えました。山梨県のJR甲府駅前では、志位和夫委員長が大森たけし、花田仁の両候補とともに街頭演説しました。

 JR甲府駅前では、約八百人の聴衆が集まりました。駅を利用する市民が次々と足を止め、乗車待ちのタクシー運転手も熱心に話を聞き、拍手を送っていました。

 志位委員長は、「『たしかな野党』を伸ばすことに、どんな意義があるのか」と問いかけ、「改革」の名による国民いじめや「二大政党」による庶民大増税計画、憲法改悪に真っ向から反対し、道理ある自主外交をすすめる日本共産党の役割と値打ちを縦横に語り、「野党の仕事ができてこそ、与党になったとき本当の仕事ができる」と力強く訴えました。

 大森候補は「先の大戦の尊い犠牲のうえにつくられ、平和への熱い願いが集まったのが憲法九条。世界に誇る九条を壊してはならない」と、自民・民主の憲法改悪の動きを批判。花田候補は、就職難やサービス残業で苦しむ青年の状況を告発し、「大企業の利益のために青年に痛みを押し付ける政治を転換したい」と決意をのべました。

 えんどう昭子山梨1区候補、渡辺正好同2区候補も訴えました。

 孫を抱きながら聞いていた病院職員の小池三枝子さん(55)は「大増税問題などで、自民や民主の国民だましの手口がよくわかりました。お金がなければ医者にもかかれない弱者切り捨ての政治を、選挙で変えていきたい」と話しました。

 演説会前後に、「日本共産党といっしょに日本をかえるネットワーク」は、シール投票宣伝をしました。