2005年9月18日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

かわいい子 戦場に送りたくない

憲法9条守って

志位委員長の甲府街頭演説

親子連れ駆け寄り握手


 日本共産党の志位和夫委員長が十七日、甲府市内で行った街頭演説で、志位氏のもとに親子連れが駆け寄り、「こんなかわいい子どもを絶対戦場に送りたくない。憲法九条を守るために頑張ってほしい」と固く握手を交わす場面がありました。

 この親子連れは、甲府市内に住む公務員の男性(34)と小学二年生の息子。「たまたま買い物に来た途中。共産党の党首と握手できて感激です」と顔をほころばせます。

 これまで男性は民主党支持でしたが、総選挙では日本共産党に投票したといいます。「増税も困りますが、憲法九条の問題が一番関心がありました。民主党から聞こえてくるのは『自衛軍を持つ』だの『九条改正』だのという話ばかり。僕は、こんなかわいい子どもを戦争に行かせたくない。その願いを託せるのは、共産党しかありません」

 選挙の結果については「共産党は九議席でしたが、大健闘したと思う。自民党が恐ろしいほど増えて小泉さんが独善的になるなか、国会に共産党がなくてはだめ。志位さんの話を聞いてそう思いました」と語りました。

 志位氏も演説で言いました。「『憲法九条を守ってほしい』という親子連れの激励を受けて、私は胸が熱くなりました。こうした国民世論と共産党の九議席の力を合わせて、『憲法改悪ノー』の声を上げていきたい」