2005年7月2日(土)「しんぶん赤旗」

都議選あす投票

政策・実績 最後の瞬間まで届ける

大激戦 共産党を伸ばし暮らし・平和守ろう

43候補を先頭に全力


 東京都議選(三日投票)は、大激戦、大接戦のまま最終盤に入りました。サラリーマン大増税、都政の福祉切り捨て、無駄遣い問題などをめぐって広がる有権者の不安、怒り―。日本共産党は一日、四十二選挙区四十三候補が街頭などで訴え。志位和夫委員長、市田忠義書記局長をはじめ幹部・国会議員が分刻みで激戦区をかけめぐり、「日本共産党を伸ばして暮らし・平和を守ろう」と気迫を込めて訴えました。党支部と地域、各分野の後援会は「政策、立場、実績を有権者に届けきる最後の最後までの奮闘が勝敗を決める」と、法定ビラの配布、対話・支持拡大に寸暇を惜しんでとりくみました。他党も党首らがサラリーマン増税問題をとりあげ、増税派であることを隠して「デッドヒートだ」(民主党・岡田克也代表)と訴え。自公民三候補がそろって「最後の一議席を共産党と争っている」(北多摩一区)と宣伝するなど共産党落としのシフトも激烈です。三鷹市では志位委員長の演説の前後に岡田代表、自民党の安倍晋三幹事長代理も入るせめぎあいの様相となりました。


■志位委員長、8選挙区で訴え

 志位委員長は八選挙区を回り、気迫を込めて訴えました。

 志位氏は、年収五百万円の四人世帯に四十二万円の増税をもたらし、生活保護基準の半分の所得の家庭からも税を搾り取るサラリーマン大増税を、「憲法二五条が保障した生存権を破壊する暴挙」と批判。消費税も増税されると総額二十四兆円もの大増税になると指摘するとともに、自公、民主双方が増税推進勢力であることを事実を示して明らかにし、「日本共産党への一票で、自公民の増税連合に審判を下そう」と呼びかけました。

 福祉の問題では、シルバーパスや老人医療費助成など、石原都政と共産党以外の「オール与党」が切り捨ててきたものを一つひとつ告発。八王子、清瀬、世田谷の小児病院廃止計画について「少子化で小児医療の充実が切実な課題となっているとき、三つも子ども病院をつぶそうというのは異常きわまる政治です」とのべ、「『福祉削れ』と石原都政を後押ししてきた『オール与党』に議席を独占させるわけにはいかない。『東京の福祉を取り戻そう』の願いはこぞって日本共産党へ」と訴えました。

 さらに「臨海開発」や豪華海外視察など、「オール与党」が進めている税金の無駄遣いをやめさせ、福祉と暮らし第一に切り替えようと訴え。「最後の最後までご支持の輪をひろげぬき、どうかこの激戦で勝たせてください」と心を込めて呼びかけました。