2005年7月1日(金)「しんぶん赤旗」

都政でも国政でも都民いじめ許さない

都議選最終盤

サラリーマン大増税に“ひどい”“腹立たしい”

新宿駅前 志位委員長の訴えに反響


 東京都議選の投票日(七月三日)まで三日となった三十日、日本共産党は都政でも国政でも都民いじめは許されないと、悪政と正面から対決する共産党への支持をよびかけました。

 同日夕、帰宅途中のサラリーマンなどでこみあう新宿駅西口、東口では、日本共産党の労働者後援会が宣伝行動。「『大増税は許さない』――都民の審判を下しましょう」と書かれた「しんぶん赤旗」六月号外を配り、増税計画を告発しました。

 演説に立った志位和夫委員長は、日本列島が騒然となっている大増税計画のなにが問題かを解明。(1)家計と経済に大打撃をあたえる巨額の規模の増税計画(2)所得の少ない人ほど負担が重くなる、庶民いじめの大増税(3)大企業、金持ち減税には手をつけない――の三つの問題点を告発。「庶民増税にいっかんして反対を貫いてきた共産党への一票こそ、増税反対へのたしかな一票になります」と訴えました。

■聴衆からどよめき

 新宿駅前では、後援会員が「暑いなか、お仕事お疲れさまです。ぜひビラをお読みください」と声をかけると、通行人が次々にビラを受けとり、目を落としていました。

 志位氏が、年収三百万円だと、所得税・住民税の増税率が3207%に達することを告発すると、聴衆からどよめきがおきていました。仕事帰りのスーツ姿の男性(56)=電機メーカー=は「サラリーマン増税は、ひどいね。腹立たしい。だから、ずっと聞いていました。所得の低い人が負担が重くなることを、志位さんは具体的に話されていましたね。ぼくは、ずっと民主党に入れていたけど、民主党が増税の旗振りをやっていたことを、もっと強調した方がいいよ。今度は共産党に入れますよ」と話していました。

  • ■志位委員長の演説(要旨)