2005年6月29日(水)「しんぶん赤旗」

都議選で訴え 「増税やめて」と反響

練馬区で 志位委員長


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志位和夫委員長の訴えに耳を傾ける演説会参加者
=28日、東京・練馬区
 日本共産党の志位和夫委員長は二十八日、都議選の練馬区(定数六)で四期目を目指す松村友昭候補の応援演説に立ちました。会場の大泉中学校体育館には七百人がつめかけ、話の節々で笑いや怒りのどよめきが起こるなど、熱気にあふれました。

 志位氏は「順天堂病院の開設に尽力するなど、区民の願いの実現に欠かせない人」と松村候補を紹介。「最後まで支持をひろげぬいてください」と呼びかけました。

 松村候補は「石原知事は『命がけで憲法を破る』といいました。私は憲法と都民の暮らしを守るため、みなさんと力をあわせ命がけでがんばります」と訴え、大きな拍手に包まれました。

 サラリーマン増税の話は、参加者の関心と怒りを呼びました。五歳の娘を育てている野原なるみさん(34)は「保育料など子育てにものすごいお金がかかる。そのうえ月々数万円の負担増になったら途方に暮れてしまう」と心配顔で語りました。会社員の男性(58)は「私はまさに年四十二万円の増税となる層。こんなに取られたら買えるものも買えない。口先だけ反対している民主党に憤りを覚えます」と話していました。