2005年6月20日(月)「しんぶん赤旗」

都議選

共産党をのばして暮らしの要求実現を


 「日本共産党をのばして、暮らしの要求実現を」――東京都議選の告示(二十四日、投票七月三日)まで五日となった十九日、志位和夫委員長、市田忠義書記局長、小池晃政策委員長らは前日に続き、各選挙区をかけめぐり、候補者とともに街頭から支持を訴えました。「p石原与党でいながら野党のふりをする民主党に頭がくる」「だらしない都議会を共産党がしゃっきりさせてほしい」。街頭演説や党支部・後援会の宣伝で期待の声が聞かれました。

志位委員長が訴え

 志位委員長は、葛飾区で高橋信夫、墨田区で、あとう和之、足立区で渡辺やすのぶ、北区で、そねはじめ各候補の応援演説にたちました。商店街や駅前には「小・中学生の医療費を無料に」「三十人学級の実現を」などと書いたのぼりやプラカードをかかげて市民が聞き入り、葛飾・曳舟親水公園には千二百人、墨田・押上には九百人、足立・西新井駅前には千人、北・赤羽駅前には千二百人の人垣ができました。

 志位氏は、「オール与党」と日本共産党の対決の焦点を、石原・浜渦問題、暮らしと福祉、無駄遣い、平和と民主主義などについて縦横に語り、日本共産党の躍進を訴えました。

 そのなかで志位氏は、日本共産党が選挙で訴えている「暮らしをまもる五項目要求」((1)三十人学級の実現、(2)小・中学生の医療費無料化、(3)介護手当は月一万円から復活、(4)シルバーパスは三千―五千円のものもつくる、(4)老人医療費助成制度をまもり充実)の意義を力説し、「これらの要求のなかには、都民の運動と党都議団の奮闘によって、『実現まであと一歩』となっているものが少なくありません」と強調しました。

 ――三十人学級は、中央教育審議会会長も国会で「日本に必要」と明言し、全国の圧倒的な流れになっています。

 ――小・中学生の医療費無料化について、都当局は、わが党の要求に「要望は重く受け止める」と一歩踏み込んで答弁をしています。

 ――住民税本人非課税で千円のシルバーパスが国の非課税の廃止で二万五百十円へ二十倍にもなる問題の改善要求に、都当局は「慎重に検討したい」と答弁しています。

 志位氏は、「今度の選挙で、共産党をのばしていただければ、都民みんなが切実に願っている暮らしの要求の実現に道をひらくことができます。お年寄りも、子どもも、都民すべてが安心し希望をもって暮らせる東京をつくりましょう」と心をこめてよびかけました。

 墨田区で、何度もうなずいていた年金生活の女性(71)は「都がマル福(老人医療費助成制度)をなくそうとしているのでとても心配です。でも、無駄遣いをやめれば続けられると聞きました。共産党の議員さんならそれができることがわかりました」と語っていました。