2005年6月14日付「しんぶん赤旗」に掲載

靖国問題の実態よく分かった

世論を動かす共産党に感動

交流集会 志位委員長が訴え

北海道


 日本共産党北海道委員会は十一日夜、「第二十四回党大会をめざす党勢拡大の大運動」推進のため志位和夫委員長を迎え、札幌市で全道大運動経験交流会議を開き、七百五十人が参加しました。

 「三中総後の“情勢がおもしろい”ということが手にとるようにわかりました」「靖国神社の実態がとてもよくわかりました。党が世論を大きく動かしていることに感動した」…。志位さんの話は参加者に大きな感銘を与えました。NTTを退職したばかりの人は、現役職員三人に日曜版の靖国特集を見せ、三人から購読してもらいました。

 北見地区から参加した佐々木秀之常任委員は「中央との一体感を感じました。靖国問題追及の到達点やその他の情勢も含めて全党のものにして住民のなかに大規模に訴えていく必要性を痛感した」と。同日、車をとばして帰り翌朝、空白克服をめざす遠軽町で岩沢武征候補と行動、日曜版読者三人を増やしました。

 こうした奮闘が広がり十二日、道全体で党員八人、日刊紙十八人、日曜版百九人が増えました。

 交流会で志位さんは、三中総以後の情勢の特徴について、首相の靖国参拝問題をはじめとする歴史問題をくわしく解明するとともに、「二大政党」づくりが「オール与党」化であることを社会保障問題など具体的事実を示して明らかにし、「党勢拡大の大運動」での飛躍と東京都議選勝利の「二大任務」で大きな成果をあげようと訴えました。

 西野敏郭道委員長は、五月に党員と、「赤旗」日刊紙・日曜版の読者をすべて前進させた教訓をふまえ、「目標を達成する組織が生まれ始めたことは大切」と強調しました。六月は、「大運動」の目標達成と東京都議選勝利を、全道の二大任務として、とりくむことを提起しました。

 経験交流では、六人が発言しました。「読者が不破さんの時局報告を読んで、入党を呼びかけられるのを心待ちにしていた」「青年が立ちあがったら、社会は変わると確信した」など、三中総の討議、実践を通してつくった豊かな経験が語られました。

 白石・厚別地区のかりぷ・あつべつ支部の旗手研一さんは、「政策と計画」をつくり、目標を明確にしたことで、自主的な活動が広がったことを話しました。小樽地区の稲穂支部の後藤捨助さんは、「支部で九カ月間、毎週土・日の行動を継続するうちに、日曜版読者の三割増を達成しており、自分でもビックリした」と報告しました。稲穂支部は、交流会議の次の日も、元気に朝から行動、日曜版読者二人を増やしています。