2005年6月14日付「しんぶん赤旗」に掲載

歴史の真実伝える「しんぶん赤旗」

志位委員長が購読・入党訴え

大阪・梅田


 日本共産党の志位和夫委員長は十三日、「第二十四回党大会をめざす党勢拡大の大運動」のとりくみの一環として、大阪・梅田で国政報告の演説を行い、「しんぶん赤旗」の購読と入党を訴えました。同日夜には、党府委員会が主催した「大運動」交流集会に出席し、激励しました。

 街頭での国政報告には、日中三〇度を超えた今年一番の猛暑をついて千三百人の聴衆が集まり、拍手や声援を送りながら熱心に聞き入りました。「小泉首相は靖国神社参拝を中止せよ 憲法九条を守りましょう」と書かれた横断幕も掲げられました。

 志位氏は、くらしの問題について、小泉内閣が進める大増税・負担増路線を、パネルを掲げて告発。住民税非課税の廃止で、大阪市に住む年収百八十万円の一人暮らしのお年寄りの負担は、住民税・所得税、国保税、介護保険料をあわせて五万円から十七万一千円へと三倍以上になることを示すと、「えーっ!」と驚きの声があがりました。志位氏は、民主党も消費税増税や介護保険の大改悪などの悪政を、自民・公明と一緒に進めていることを批判しました。

 首相の靖国参拝の問題について、靖国神社が、「植民地支配と侵略」への「反省とおわび」を表明した一九九五年の「村山談話」を「嘘(うそ)と誤り」と敵視していることを紹介。「この神社への参拝は政府の立場の自己否定になる」と指摘し、首相の参拝には道理がないことを力説すると、大きな拍手がわきました。

 志位氏は最後に、「『しんぶん赤旗』は歴史の真実がよくわかる新聞です」と購読を訴え。「大事な人生を、社会進歩と多くの人の幸せのための事業に重ねて生きたいという人は、どなたでも大歓迎です」と入党を呼びかけました。

 堺市在住の坂口哲男さん(65)は、「介護保険の問題が印象に残った。いまは非課税だから何とかなっているが、課税され消費税も上げられたら負担は大きい。共産党が増えて世の中を変えていかんと」と語っていました。