2005年6月14日(火)「しんぶん赤旗」

都議選 「オール与党」に未来託せない

日曜の繁華街 志位委員長が訴え


 東京都議選(二十四日告示、七月三日投票)に向け日本共産党の志位和夫委員長は十二日、若者が行き交う新宿駅東口の歩行者天国と渋谷区の原宿・神宮前交差点で、日本共産党の前進をと呼びかけました。

 志位氏は「今度の都議選は、『オール与党』か、日本共産党か、この選択が最大の争点です」と強調しました。石原慎太郎知事が側近の浜渦武生副知事を重用し、強権的な都政運営を進めてきた問題を取り上げ、自民、民主、公明、生活者ネットの「オール与党」は「知事の責任について、まったくものがいえない」と厳しく批判しました。

 志位氏は、都民の暮らし・福祉、臨海開発や豪華海外視察など税金のむだ遣い、侵略戦争正当化の“靖国史観”の都政への持ち込みなど平和と民主主義の問題という三つの争点をあげ、悪政をそろって推進している「オール与党」に都政の未来は託せないと批判。民主党が都議選を前に野党ポーズをとり始めたことについて「都民をあざむく卑劣な姿勢だ」と批判し、日本共産党の前進を強く訴えました。(石原知事の強権的都政運営の問題と民主党についてのべた部分)

 新宿の歩行者天国では、浴衣姿の青年らがビラを手渡し、志位氏が訴え始めると、足を止めて訴えを聞く若いカップルの姿があちこちで見られ、人垣は約三百人にまでふくれました。

 大山とも子都議(新宿区)は「日本共産党の躍進で中学三年生までの医療費無料化を実現させましょう」と呼びかけ、主婦や業者青年らが日本共産党への期待をのべました。

 原宿・神宮前では「志位さんといっしょに若者リレートーク」を行い、志位委員長とともに青年三人が日本共産党への期待を表明。約五百人の聴衆を前に、こみね久雄都議候補(渋谷区)もマイクを握り「若者が人間らしく働ける東京へ、全力で頑張ります」と訴えました。宣伝カーの周りでは「日本共産党といっしょに日本をかえる東京ネットワーク」の青年約百人がビラを手渡しました。