2005年5月27日(金)「しんぶん赤旗」
衆院本会議に先立ち開かれた日本共産党衆院議員団会議では志位和夫委員長があいさつ。「徹底審議を通じて郵政民営化法案の廃案をめざし奮闘する」とのべ、党議員団が一丸となって全力を尽くす決意を固めあいました。
志位氏は、同法案の最大の問題点は、「民間にできないサービス」を提供している郵貯・簡保を事実上つぶすことにあるとして、「郵貯・簡保の三百五十兆円の資金を日米金融資本の食い物にすることがこの法案の本質だ。そういう悪法を短期間でごり押ししようという与党の横暴な態度を厳しく批判したい」と強調しました。
同時に、志位氏は、「民主党の審議拒否は道理がない」と指摘。「形の上では与党と民主党が『対決』しているように見えるが、中身では同じ流れだ。郵貯・簡保という国民にとってかけがえのない財産をつぶしていく点では、与党も民主党も同じ流れにある。(民主党は)対決といっても足場がない」として、「私たちは国民の立場にたって、堂々とこの悪法に対決し、国民にとって『百害あって一利もない』ことを明らかにする論戦をしていく」とのべました。