2005年4月23日(土)「しんぶん赤旗」
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東京都大田区の各界の人びとと日本共産党の志位和夫委員長との懇談会が二十二日、同区内で開かれ、商工業、医療・福祉、町会、労働、法律家など各分野から六十人が出席しました。
冒頭、あいさつした志位氏は、「内政でも、外交でも、自民党政治は、大きな行き詰まりに直面しています」と切り出し、大増税路線や日中問題など、焦点の問題についてのべ、「みなさんのきたんのないご意見、要望をお寄せください」とのべました。
出席者から、障害者福祉や介護保険、保育、漁業など、幅広い問題について発言がありました。このなかで、ある建設企業の社長は「公共工事の予算が毎年一割削られ、入札の最低制限価格も撤廃され、業者はたたき合いに追い込まれています。きちんと仕事ができる予算を確保してほしい」と訴えました。
志位氏は「特別養護老人ホームや学校など生活密着型の公共事業は拡充が必要。関西空港二期工事や東京の臨海副都心など無駄な巨大開発を削り、単価切り下げなど下請け企業いじめをやめさせるべきです」などと質問に答え、「みなさんのご意見をふまえ、ともに頑張っていきたい」と語りました。
参加者からは、日本共産党の党名問題、政党助成金問題など、党にかかわる質問も出され、志位氏は、一つひとつにていねいに答えました。