2005年4月9日(土)「しんぶん赤旗」

痛感した二つのこと

震災被害視察で志位委員長


 志位委員長は八日夜の演説会で、冒頭、震災被害視察をふり返って、「痛感したことが二つある」とのべ、第一に、離島・漁村での被害と、大都市であるがゆえの被害が起こっており、それぞれの実態にふさわしい対策が求められていると指摘。玄界島ではコミュニティーを維持・復興しながら漁業をつづけられる支援が、都市部ではとくに集合住宅などで広がっている被災者支援が急務だと強調しました。

 第二に、住宅本体再建への公的支援―個人補償の実現がいよいよ必要だと力説。阪神淡路大震災以来のとりくみをふりかえり、中越地震のさいには、「自治体が支援制度をつくったら国として支援する」ことを防災相がのべたことを紹介。福岡市も独自の制度もつくったが、国としても住宅再建への公的支援制度をつくるよう要求したいとのべました。