2005年2月27日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

「現職候補は国のいいなり」

県政転換「元気もらった」

 千葉県知事選挙(3月13日投開票)で、「明るい民主県政をつくる会」の山田安太郎知事候補(61)=弁護士、日本共産党推薦=は26日、JR津田沼駅北口(船橋市・習志野市)で、日本共産党の志位和夫委員長とマイクを握り、「憲法が暮らしのすみずみまで生きる新しい県政をめざします」と力強く訴え、周囲を埋めた3500人の聴衆から大きな声援と拍手をあびました。


 演説前、山田知事候補は聴衆の間に入り、握手してまわりました。「がんばって」「頼んだよ」と声が飛びました。

 途中、駆けつけた志位委員長と合流。あちこちで、二人を囲んで人垣ができました。

 マイクを握った山田候補は「無駄な開発にメスを入れ、暮らし・福祉の財源を確保し、県民の暮らし第一の県政を実現したい」と決意をのべ、公約として(1)高齢者や障害者が安心して暮らせる県政をつくる(2)子どもたちが健やかに育つ県政をつくる(3)商店街や中小業者、農民が元気の出るまちづくりをすすめる(4)世界に誇る憲法九条を守り抜く―ことを訴えました。

 志位委員長は、独自に調べた資料や試算したデータなどをおりまぜながら、四年前、無党派を標ぼうして登場した堂本県政が、県民との公約を破り、自民党と一心同体で国の悪政いいなりに、大型開発優先で福祉切り捨ての流れをいっそうひどくしてきた実態を告発。「県民の審判しか、この県政につける薬はありません。山田知事の誕生で、ほんとうの地方自治を千葉県で打ちたてましょう」と呼びかけました。

 二人の幼子を抱いて聞いていた川俣理佳さん(42)は「志位さんの話を聞いて、堂本さんがほんとうに国いいなりなんだとわかりました。住民の暮らしを最優先する自治体らしい自治体をつくるために、山田知事を誕生させたい」と話し、千葉市の医学生(25)は「福祉を大切にするといっていたので、堂本さんに期待していたのに、気付くと弱いものいじめばかり。山田さんに、本当に必要とする人に福祉がゆきとどく県政にしてほしい」と感想をのべました。

 街頭演説では、船橋市の介護福祉士の高橋和子さんと、流山を住みよくする会の三原真子さんが応援演説し、日本共産党の、もろおかトオル県議候補が紹介されました。