2004年11月21日(日)「しんぶん赤旗」

就職、イラク、青年の未来は

神戸市

志位委員長 トーク集会で交流


写真
青年たちと語り合う志位和夫委員長=20日、神戸市・県立文化体育館

 日本共産党の志位和夫委員長は二十日、神戸市の兵庫県立文化体育館で開かれた青年トーク集会に参加しました。就職や戦争と平和の問題などで、九十人以上の若者たちと交流。次々と出る質問やアドバイスを求める発言に一つひとつ答えました。

 集まったのは大学生や会社員、フリーターなどの若者。女子看護学生から「共産党のいう社会を変える展望はわかります。でも二十年も三十年も待てない。就職など今直面している問題をどうしていったらいいですか」との質問が出ました。

 志位さんは、雇用を求める運動や平和運動、被災地のボランティアに立ち上がる若者の姿にもふれ「二十年、三十年も悪い状況が続くと決めてはいけません。『二大政党』を打ち破れば新しい展望が出てきます。悪い政治のもとでも、くらしを守りながら展望をもっていくことが大事です。サービス残業を勇気をもって告発し是正させた若者もいます。がんばりましょう」と話しました。

 「自衛隊や米軍が撤退したら、イラクは混乱するのでは」との男子大学生の質問には、「無法な侵略戦争を始めてイラクの治安を悪くしたのはアメリカです。米軍の計画的な撤退と国連などがサポートするイラクの治安回復が求められています」と回答。生産手段の社会化や児童買春問題などの質問にも丁寧に答えました。