2004年10月27日(水)「しんぶん赤旗 南関東版」

日本共産党神奈川県委

来年度予算で省庁交渉

結団式 志位委員長があいさつ


地球規模の殴り込み米軍団司令部
座間移転許さぬ闘争を

介護改悪反対、震災の救援訴え

 南関東の神奈川、千葉、山梨三県のトップを切って、日本共産党神奈川県委員会、国会議員団県事務所、南関東ブロック事務所の二〇〇五年度国政予算要求交渉が、二十六、二十八両日の日程で始まりました。初日は、衆院第一議員会館で交渉団の結団式が開かれ、志位和夫委員長・衆院議員があいさつしました。


 志位氏は、神奈川の国政要求交渉では、例年にも増して重要な課題があるとして、その一つが米陸軍第一軍団司令部を神奈川の米陸軍キャンプ座間に移転する動きだと指摘し、「これは在日米軍全体の大変質につながる動きだということをしっかり見すえて、大きな闘争をおこす必要があります」と呼びかけました。

 志位氏は、地球半分を活動範囲とする第一軍団は「長期に駐留し、占領する軍団として、海外遠征部隊の主力をなしている」とのべ、この司令官に在日米軍の陸海空・海兵隊の四軍を統括させる構想を告発。殴り込みの司令部にされれば「テロを呼びよせることにもなる」と危険を訴えました。

 くらしの問題で志位氏は、政府が来年からやろうとしている介護保険の「見直し」で、「利用料、保険料が高すぎて使えないのに、もっと高くして使えなくさせて、全体の利用を抑制しようとしていることは重大だ」とのべ、これとのたたかいも大きな課題だと強調しました。

 さらに、新潟県中越地震の被災者救援について「被災者の方の苦しみに心よせた、実のある支援が大事です」とのべ、党として救援センターを長岡市内に設置したことや、街頭での募金の訴えに大きな反響と協力が寄せられていることを報告。ボランティア派遣や救援募金活動などに神奈川でも力を入れようと訴えました。