2004年7月11日(日)「しんぶん赤旗」
|
日本共産党の志位和夫委員長が十日におこなった訴えの要旨を紹介します。
いよいよ明日が投票日となりました。比例代表でも、選挙区でも、最終盤にきて共産党への期待が広がっていますが、どちらもしのぎをけずる接戦、激戦です。勝利のために最後まで力をつくしてがんばりぬきますので、どうかご支持の輪を広げに広げてください。よろしくお願いします。(拍手)
志位委員長はこのあと「私たちはこの選挙で、どの党がのびれば日本はよくなるか、事実をみきわめて選んでくださいと訴えてきました。選挙戦の論戦をつうじて、その結論ははっきりしたと、私は考えます」とのべ、次の四点にわたって解明しました。
(1)年金――貧しい年金をもっと貧しくするのか、政治の土台かえ充実はかるか
(2)消費税――自民・公明、民主による増税のシナリオに、ストップの審判を
(3)憲法――九条をなくし、無法な「戦争をする国」になることを許していいのか
(4)外交――こんな「アメリカいいなり」の政治を続けていいのか
志位委員長は最後に、次のように訴えました。
選挙戦でうきぼりになったこれらの争点にてらしてみれば、「二大政党」といわれている政党は、どれも同じ流れの中にあります。どの問題でも悪い政治を競いあってすすめている。どちらがのびても、日本の政治はよくなりません(拍手)。このなかで「財界が主役」「アメリカいいなり」という日本の政治の土台のゆがみをただす立場を堂々とかかげている日本共産党の存在意義はかけがえのないものではないでしょうか(拍手)。「国民が主人公」の日本をめざす日本共産党がのびてこそ、国民のみなさんの暮らしと平和の切実な願いを実現するたしかな道が開かれます。(拍手)
国民がいま声をあげれば、政治は必ずかわります。ご支持の輪を最後まで広げていただき、たいへんな激戦・接戦ですが、日本共産党をどうか競り勝たせてください。よろしくお願いいたします。(大きな拍手)