2004年7月1日(木)「しんぶん赤旗」

日本共産党とともに、安心できる年金実現を

志位委員長、長野県で訴え


 日本共産党の志位和夫委員長は三十日、長野県入りし、笠井あきら比例区候補、山口のりひさ長野選挙区候補とともに、上田、長野両市の街頭で日本共産党への支持を訴えました。JR上田駅前には七百人がつめかけ、JR長野駅前では千八百人が集まり、足をとめて、志位氏らの訴えに耳を傾けました。

 志位氏は暮らしと平和をめぐる争点を解明するなかで、欧州諸国では年金生活が楽しみ≠ネのに、日本ではなぜ年金が貧しいのかと問いかけ、「日本は欧州とくらべて、税金の使い道も集め方も、政治が土台からゆがんでいるからです。政治の土台をおおもとから改革する立場にたてば、安心できる年金制度はできます」と強調。

 「政治を土台から変える立場にない他の党には、国民に負担を増やし、給付を減らすという答えしかだせません。選挙でみなさんがきびしい審判を下していただいて、改悪年金法をきっぱりやめさせ、安心できる年金をみんなの力でつくろうではありませんか」と呼びかけると大きな拍手が起こりました。

 創価学会員の女性(47)は上田駅前で演説を聞き、「自衛隊をイラクから撤退させてほしい。憲法九条を守る、年金など暮らしを守る、すべての人に幸せをというメッセージを感じました。今度は共産党に入れます」と語りました。


2004年7月2日(金)「しんぶん赤旗」東海北陸版より

イラク戦争、年金…党の違い分かった
共産党大きくなって

長野、上田 志位委員長訴えに反響

党事務所に電話も

 三十日の長野市と上田市での志位和夫委員長の訴えに反響が広がっています。「帰りに志位さんの話をたまたま聞いたが、法人税はどうなるのか」と会社役員から党事務所に電話があり、疑問に答えると「わかった。共産党に入れる」と約束した人もいます。演説会に参加した人の声を紹介します。

 長野市の女性(76) 「もうすごく興奮してます。『あまりにも貧困な年金』と志位さんが言ったけど、その通り。このままでは私たち死んでしまいますよ。共産党に大きくなってもらいたいんです。私もできることで応援します」

 上田市の女性(29) 「イラク戦争や年金のことで自民党と民主党、共産党の違いがよくわかりました。消費税増税は反対です。二人の子どもが大きくなるにつれ、消費税が重く感じます。子どもも産めません。庶民の声を聞いているのが共産党と感じました。勝ってください。日本をいい方向に変えてください」

 松本市から長野の演説を聞きにきた学生(20) 「テレビを見ていて、小泉首相は、はぐらかしてばかり。民主党も結局は同じと、しっかりわかりました。国民の立場で政策を出しているのが共産党と確信しました」