2004年6月30日(水)「しんぶん赤旗」

千葉・津田沼駅前

志位委員長訴えに4,500人

“二大政党で政治変わらないと分かった”


 日本共産党の志位和夫委員長は二十九日、千葉県船橋市のJR津田沼駅北口で、浅野ふみ子参院千葉選挙区候補とともに街頭演説し、参院選挙での小池晃参院比例候補と浅野候補への支持を熱く訴えました。勤め帰りや買い物帰りの市民も次々と足を止め、四千五百人が耳を傾けました。

 志位氏は年金、消費税、イラク、憲法など日本の進路にかかわる内政・外交問題で、「財界が主役」「アメリカいいなり」という政治のゆがみをただす本物の改革について語りました。自民・公明、民主党について「『政治を土台から変える』という改革にふみだす立場がない」と最近の論戦も紹介しながら批判しました。

 日本共産党こそが、国民の立場で本物の改革をすすめる道理の力と、国民とともにたたかう草の根の力をもった党だと紹介し、「日本共産党を今度の選挙で大きく伸ばし、安心と希望が持てる日本をつくりましょう」と力強く呼びかけると、聴衆から大きな拍手と歓声がわきました。

 船橋市の男性(22)は「無党派だけど、『二十一世紀になくすのは憲法九条でなく安保条約だ』という話はその通りだと思った。今回は共産党を応援したい」と話し、前回総選挙で民主党に投票した会社員(26)は「二大政党で政治が変わらないということがよく分かった。共産党に期待したい」とのべました。

 千葉県では自民党と民主党の参院選挙区候補が、新聞のアンケートに、いずれも「二〇一〇年までに消費税を引き上げる」「憲法九条に自衛隊を明記すべき」と回答。日本共産党と後援会は、こうした事実を示して「二大政党ではどちらが伸びても政治は良くなりません」と訴え、県民のなかで支持と共感を広げています。