2004年4月24日(土)「しんぶん赤旗」

「政治のゆがみ正す本物の改革の党」

志位委員長迎え幅広い層から1800人

西山氏が熱意込め 宇治、京田辺演説会


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日本共産党演説会で志位和夫委員長の訴えをきく人たち=23日、京都・宇治市

 志位和夫委員長を迎えた日本共産党の演説会が二十三日夜、京都府南部の宇治、京田辺の各市で相次いで開かれました。

 保守・無党派や幅広い人たちが参加し、会場の宇治市文化センターには千百人、京田辺市中央体育館には七百人がつどいました。参加者でいっぱいの会場は、志位氏らの訴えに「そうだ」の声や大きな拍手が起こりました。

 登壇した志位氏は、市田忠義参院議員・書記局長と参院選挙区候補の西山とき子議員への支援を訴え。西山氏について、国会での追及で閣僚に「福祉の核心をついた鋭い質問だ」といわせたエピソードなどをあげながら、「かけがえのない働きをしてきた宝の議席」と語り、その実績を紹介。そのうえで、「アメリカいいなり」「財界・大企業の横暴勝手」という自民党政治の「二つの異常な歪み」をただす日本共産党の日本改革の方針を詳しく語り、支持を訴えました。

 このなかで、フランスのルモンドが、イラクで人質となった日本人について「人道的価値に熱意を持った若者を誇っていいし、彼らの純真さと無鉄砲さは、この国の必ずしも良いとはいえないイメージを高めるもの」と評価していることを紹介。「アメリカいいなり」に自衛隊派兵を続ける小泉政権の姿勢を告発し、「自衛隊を撤退させるまでがんばりぬきましょう」と訴えると、会場から大きな共感の拍手がわきおこりました。

 定数二の京都選挙区で三選をめざす西山とき子参院議員は「十二年間に三百三十四回の国会質問をしました。みなさんの願いを込めた質問をこれからも、もっとできますよう、お力添えをお願いします」と訴えました。

 大学二年の男性(19)は、「共産党の演説会は、初めて。驚きの連続だった。年金の問題や自衛隊の効率の悪いイラクでの水の供給など、知らないことばかりだった。友だちにも、知らせたい」と、とつとつと語りました。

 宇治市の男性(20)は、「志位さんのイラクの話で、ファルージャの米軍の虐殺は、知らなかった。共産党が、平和を大切にしていることが、よくわかった。憲法を変えるのは絶対にやめてほしい」と話していました。