2004年4月13日(火)「しんぶん赤旗」

日弁連・梶谷会長

共産党本部を訪問

志位委員長が応対


 日本弁護士連合会の梶谷剛会長、山岸憲司事務総長は十二日、会長・事務総長への就任あいさつのため、日本共産党本部を訪問しました。志位和夫委員長、和泉重行書記局員、柳沢明夫法規対策部長が応対しました。

 梶谷会長は、国会で審議中の裁判員制度法案について、国民の司法参加で光をあてることによって現在の遅れた司法を変えていく道になると述べ、実現に向けての協力を要請しました。

 志位委員長は、国民の司法参加は党も一貫して求めてきた方向だと強調。「問題は裁判員の構成人数の点や守秘義務が重すぎる点があり、これらを改善し、だれもが参加できる制度実現のために頑張りたい」と述べました。

 梶谷会長も「プライバシーは守る必要があるが、守秘義務の規定は行きすぎ。裁判の体験を語れる方法などで、国民が参加しやすい制度にしていくことが大事」と述べました。山岸事務総長は、刑事訴訟法に取り調べの可視化を導入するなど裁判手続きの改善が求められていると強調しました。

 志位委員長は「目指している方向は一致しており、今後、いろんな協力をしていきたい」と述べました。