2003年12月6日(土)「しんぶん赤旗」

陳・中日友好協会副会長が志位委員長と懇談


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懇談する中日友好協会の陳永昌副会長(正面右)と志位和夫委員長(同左)=5日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は五日、党本部を表敬訪問した中日友好協会の陳永昌副会長(中国人民対外友好協会副会長)と懇談しました。陳副会長の訪問は前回(二〇〇一年九月)に続き二回目。

 冒頭、陳副会長は、最初の党本部訪問のさいの志位委員長との懇談をふり返るとともに、現在の国際関係や日中関係を考えると、日本共産党の役割は大きいと発言。「日中友好と日本の平和発展の道を堅持し、世界の平和を守るための日本共産党の提言や努力に、心から敬意を表します」とのべました。

 また、日中友好協会(伊藤敬一会長)との交流も順調に発展していることを喜んでいるとのべつつ、台湾独立をめぐっては、「日本の一部の政治家」のなかに「間違ったメッセージ」を台湾側に送る動きがあることに懸念を示しました。

 志位委員長は、陳副会長との二年ぶりの再会を喜び、一行の訪問を歓迎。そのうえで、前回の懇談でも話題にのぼった歴史問題や台湾問題については、一九九八年に不破哲三委員長(当時・現議長)が提起した「日中関係の五原則」が、今日いよいよ重要となっていると指摘。この点で日本側の逆流を克服するための努力の重要性をのべました。

 また、志位委員長は、財界主導での政党構造の大変動など、総選挙前後の政局についても説明しました。

 懇談には、日本共産党から西口光国際局長らが、また同協会から許金平秘書長、袁敏道政治交流部長らが、それぞれ同席しました。