2003年10月5日(日)「しんぶん赤旗」

目前の解散・総選挙で

緊急の都道府県委員長会議

志位委員長が報告
不破議長が発言


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全国都道府県委員長会議。報告する志位委員長=4日、党本部

 十日解散、二十八日公示、十一月九日投票という総選挙の日程が確定的になる緊迫した情勢のもとで、日本共産党は四日、党本部で、緊急に全国都道府県委員長会議を開き、総選挙勝利へむけた意思統一をおこないました。志位和夫委員長が報告し、不破哲三議長が発言しました。

 志位氏は「解散・総選挙の日程は確定的になった。党大会は延期になる。そのための措置は、予定通り解散翌日の九中総(第九回中央委員会総会)でとるようにしたい」とのべ、政策論戦や活動上の留意点など緊急に意思統一しておくべき点にしぼって報告しました。

 そのなかで、いま、「わが党のもつ草の根の力を総結集、総発揮して、局面の抜本的打開のために知恵と力をつくすときだ」と強調。

 「あらゆる活動を、総選挙の前進・勝利へと集中させる」ことをよびかけて、公示までの残る二十四日間、メリハリをもって前進・飛躍の波をつくりだしていこうと訴えました。

 とくに解散の翌日に開く九中総までの一週間が、「国民の選挙への関心との関係でも最初の大きなヤマ場になる」と指摘し、一週間でやりきる課題として次の四点を具体的に提起しました。

 (1)音の宣伝を強め、五種類の党押しだしポスターを張りきること。

 (2)後援会員、読者のすべてに対面や電話で声をかけきること。

 (3)最大規模の電話を確保し、全有権者対象の対話・支持拡大の大波をおこすこと。

 (4)機関、支部が「臨戦態勢」をとること。

 志位氏は「この一週間で、勝利にむけた草の根からの活動の大波をつくりだし、党躍進へともに力を合わせよう」と全党の奮起をよびかけました。

 続いて発言にたった不破議長は、選挙戦での政党対決の特徴についてのべ、また一日の日本武道館での演説(四日付本紙に大要)の準備にあたって、どういう点にとくに注意を払ったかを振り返りながら、今回の政治論戦の注意点を解明しました。