2003年6月26日(木)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の志位和夫委員長は二十五日、党本部で、このほど在日中国大使館の公使に着任した程永華氏の訪問を受け、懇談しました。
程氏は中国が新型肺炎(SARS)を克服した経過を紹介し、志位氏は中国とSARSとのたたかいが成功裏にすすんでいることに敬意を表しました。
志位氏はイラク問題について、国連が中心的役割をはたすべきという中国の理性的な立場は日本共産党と共通しており、心強く思うとのべました。
程氏は、中国共産党と日本共産党との関係は実りのある方向に深まっていると感じていると語り、イラク問題でも北朝鮮問題でも、世界の問題は一国の意思によって決めるのではなく、関係各国の協力や国連での協議によって解決することが必要だとのべました。また、北朝鮮の核問題について、中国の目標は朝鮮半島の非核化であり、これを堅持すれば安定と平和を保つことができると指摘、そのために問題を平和的に解決する重要性を強調しました。
志位氏は、北朝鮮の核問題を平和的に解決するうえで中国が重要な役割をはたしているとのべるとともに、北東アジア全体の平和という大きな視野にたって北朝鮮問題を平和的に解決するために力をつくしたいとのべました。
懇談には、日本共産党から西口光国際局長、中国大使館から劉毅仁参事官らが同席しました。